【リフィルを隅々まで大切に使い切ろう】トラベラーズノート に挟むリフィルを1冊に戻してみた。
みなさんこんにちは。今日は少し春の匂いがする一日でしたね。
そんな日はノートとペンを持ってお外に出て、デジタルな世界から少し離れて時間を過ごしたいなと思いつつ、結局一日部屋でこちょこちょと書き物をしておりましたよ...
さて今日は、トラベラーズノート に挟むリフィルを1冊にしてみたら気づいた使い心地について、いつものごとくゆるめに書き残していきたいと思います。
いつもながら大変個人的な備忘録(記録としての価値があるのかも怪しい)なのですが、シンプルにトラベラーズノート を楽しみたい、仕事などプライベート外でトラベラーズノート を活用したいと思っている方にとって、少しでも参考になったりしましたら幸いです。
なぜこのたびトラベラーズノート を1冊のリフィルで使ってみようかと思ったかというと、トラベラーズノート ってリフィルが1冊だけ挟まれている状態で使われていることが、なかなかないのではないかと思ったためです。
トラベラーズノート って大体は、文字や絵を書いたり写真を貼ったりする紙でできたリフィル、そしてペーパークロスジッパーやクラフトファイル、その他もろもろをざくざく挟み込んで、人によっては文房具などをポケットに収納したりして、結構分厚くなった状態でInstagramとかでも見かけることが多いです。
ブラスインデックスなどの金属の道具と革がざっくりと共存している佇まいなんかも、本当に様になりますよね。。(要するに色々挟むのが本来はだいすきです!)
だからこそ、最初買った時についてくる1冊の無地のノートリフィルだけでトラベラーズノート を使用している人の感想とか、使用の様子って全然ネット上で見かけないなあと思い、せっかくトラベラーズノート 仕事用ノート化を試みているので、シンプルに1冊で使うとどんなメリット・デメリットがあるかを、徒然なるままに書いてみようと思いました。
◆メリットその1:やっぱり「ノート」らしくなって、筆記しやすい。
言わずもがなですが、トラベラーズノート を「手帳」としてではなく、「ノート」として使っている私としては、ノートの厚みが減った結果、机と紙面の距離が近くなることで、圧倒的に文字が書きやすくなり、「ノート感」がアップしました!
用途別で分けた複数のリフィルを挟んでいる時のあのむっくりとした「手帳感」はなくなってしまうのですが、それと引き換えに、スマートな「ノート」としての顔が引き立ちます。
職場の、いかにもオフィス〜って感じのデスクの上に置いておいても、様になる感じです。
ちなみに、私のトラベラーズノート の「手帳」としてではなく「ノート」として使っているこだわり(心意気?)については、以下の記事にも書いていますので、もしお時間がある方はご覧になってみてください。↓
◆メリットその2:取り回しやすい。
これも言わずもがな。分厚いノートはカバンから取り出したりするときも少し大袈裟になってしまって、職場などで取り出すには憚られますが、これだけスリムになると、よくある「ビジネス手帳」とか「ノート」というテンションで取り出せます。
何冊かのリフィルあるいはジッパーケースなどを挟んでいると、なかなかここまでの取り回しのしやすさは実現できないと思います。
◆メリットその3:1冊を隅々まで大切に使い切れる。その1冊を大事にできる。
複数のリフィルを用途別で分けていたりすると、(私の場合)どうしても、自然と「使うリフィル・あまり使わないリフィル」「お気に入りのリフィル・そうでないリフィル」というのができていってしまったんです。
そうすると、お気に入りが使い終わった時に、もう1冊のあまり使い進めていなかったリフィルを、あんまり使えなかったし、もう使わないでいいかな〜、まだページは余っているけど、最初の数ページは使ってしまったし、途中から違う用途で使い出すのはちょっと微妙だから、新しいリフィルに変えちゃおう。などと思って、(ほんと、私だけかもしれないですが)リフィルを使いおえないうちに、新しい物に変えてしまったりしたんですよね。ですからうちには中途半端に使われたリフィルが何冊もあります。
でもせっかく元は何かに使おうと思って楽しみに手に入れたノートで、他の「お気に入り」になったノートと価値は変わらないはずなのに、なんだかかわいそうですよね。
なので1冊のリフィルのみを挟んで、全てのことをひたすら時系列で書き込んでいくことで、1冊を隅々まで無駄なく使い切れるようになりました。
ちなみに時系列で記録をしていく時に、手書きで日付を書くのではなく、日付スタンプを使用しているのですが、これ一つでノートの見栄えが全然違うなあと思います。おすすめです。
そして、そのように1冊を大切に使い切れたことで、また次の新しいノートを買うのではなく、中途半端に残って本棚に並んでいた昔のリフィルたちも、続きのページから使い出す気が起きて、今どんどん家にあるリフィルが再活用できています。
これも。最初は予期していなかったことですが、リフィルを1冊にしてみたことで、自分に訪れた良い変化です。
◆メリットその4:ページを節約する気持ちが生まれる・・・!
メリットその3と似ているのですが...
すぐに新しいリフィルが買えないような土地へ、長い間旅に出るために、日本にいる間に何冊もリフィルを調達しておいて、次の帰国あるいはトラベラーズノート のリフィルが入手できるところにたどり着くまで、持っているリフィルを大事に使う・・・
というシチュエーションに密かに憧れています。笑
今の生活では家と職場の往復なので、リフィルなんていつでも手に入る環境にいるわけですが、ノートに挟むリフィルを1冊にしておくと、出先でそのリフィルを使い切ってしまった時に、次に書き込めるページがない、という状態に(強制的に)身をおくことになるので、今ノートに挟まっているリフィルを大事に使う心が生まれる気がするんです。
そうやって、なんでも欲しい物がすぐに手に入るわけではない旅先で、家から用意して持ってきた、限られた自分の持ち物を大切に使う・・・そんな感覚を日常の中で少し味わえるのが、ちょっとわくわくします。
少し話が逸れるのですが、以前海外旅行にいった時、当時使っていたトラベラーズノート パスポートサイズ、それから今も愛用しているkawecoのリリプットをインク満タンにして、持って行きました。
そこで毎日旅の記録を付けていたのですが、毎日見知らぬ土地で色々な経験ができる中、如何せんパスポートサイズだったので、まめにメモをとっていたら、すぐに使い切ってしまいました。
そこで、その土地のスーパーマーケットの文房具売り場(ほんとにちょっとしたノートとインクの出の悪いペンくらいしか売っていないところです)で、パスポートサイズより少し小さなリングノートを入手して、トラベラーズノート に挟んで次の日から記録を取り始めました。
普段ならトラベラーズノート にリングノートなんて挟みませんし、紙質も、なぜか部分的に万年筆のインクを弾くし、ベストなノート環境ではなかったのですが、それが土地勘のない旅先で手に入った、私の旅の記録のための唯一のツールでしたから、日本にいたら見向きもしないようなそのノートが、ビッシリ埋まるまで、大事に毎日記録を取りました。
今でもその「不便だったけど、欲しい物が好きなように手に入らない旅先で手に入れたちっちゃなノート」は、大事な宝物です。
同時に、普段使い慣れている自分の道具の大事さにも気づかされました。
欲しいと思ったら仕事帰りにでもなんでも買いに行けるような環境に毎日いることで、↑こういう気持ちは忘れてしまいがちですが、トラベラーズノート のリフィルを1冊にしてみたことで、久しぶりに思い出すことのできた、私にとっては貴重で懐かしい感覚でした。
◆私が今のところ感じている唯一のデメリット:革小物の「ふっくり感」は味わいにくい
トラベラーズノート は、たくさんのリフィルやツールを包み込むことのできる革小物なわけですが、リフィルを1冊にしてしまうことで、あの、色々なものをたくさん包み込んでいる革小物特有の「ふっくり感」が味わいにくいのは、ちょっと寂しいところではあります。
ただ、上でも散々述べたように、ビジネスの場などで使おうと思うと、仕方のないトレードオフではありますね。
その代わりに、休日などはまた2冊使いに戻して、たまにはふっくり感を手の中で味わいたいと思います。
今日書いたメリットもデメリットも、そんなんわざわざ言われなくても分かっているよ〜という感じですが(全くです)、でも実際にトラベラーズノート をリフィル1冊のみで使っている人ってあまり多くないと思いますので、ちょっと共有してみました。
私も1冊使いしているよ〜こういういいところもあるよ!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてくださいね。
では、また。