旅するちっちゃなノート|a Notebook_and|un Petit cahier qui voyage partout.

覚えている限り5歳くらいからもうすぐ27歳になる今まで、人生でずっと使い続けたいノートを探し求めてきたわたしの気ままな日記です。

【勉強・仕事でも使えるトラベラーズノート 】モレスキンのようにトラベラーズノート 使ってみたら、長くこの一冊を使い続けられています

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大学時代に使っていたモレスキントラベラーズノート

今日は、現在の私のトラベラーズノート レギュラーサイズブラックの使い方のもととなった

モレスキンのようにトラベラーズノート を活用する方法についてお話ししたいと思います。

私は今まで一冊のトラベラーズノート を長く使い続けようと何度も試みてきましたが、いつも一定期間がすぎると離れていってしまっていました。

しかし今は、一冊のトラベラーズノート レギュラーサイズブラックをどこに行くにも携え、常に活用できています。これは私にとって長年の「理想のノートの使い方」でした。

今回、なんで「理想のノートの使い方」が実現できているのか、ちょっと自分の中で整理する目的で記事を書いてみたいと思います。

 

トラベラーズノート は実に色々な使い方ができてたのしいノートで、私の使い方は本当に「たまたま私にはうまくいっている使い方」に過ぎません。

今回の記事は、トラベラーズノート をプライベートだけでなく仕事や勉強でも活用したいなと思われている方の参考になったりしたら、嬉しいです。

 

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端から端まで使えたモレスキン

私は大学時代、モレスキン ノート クラシック ソフトカバー XLを使っていました。1年半くらいで、3冊を余すことなくビッシリと使いこめていました。今思うとノートが最後までなかなか使いきれない私にしてはすごい。

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いつも同じ、kawecoのリリプットの真鍮の万年筆で、たくさんノートをとっていました。私のお気に入りリリプット様については、また今度お話しできればと思います。

 

なんでこんなにモレスキンは使い続けることができたのか?ちょっと使い方や使いやすかったと思われる理由を挙げてみます。

・XLサイズで広々書けた。

・表紙はゴムバンドがついていて、ざっくりペンや薄い物(ちょっとした文房具や、授業のハンドアウト)を挟んで、そのまま胸に抱えて次の教室に移動できた。カバンの中でも表紙やページが折れ曲がらないから、気軽にバッグに放り込めた。

・教科で分けずに、ひたすら時系列で記入していった。一冊のノートで大学の勉強の全てを収められた。教科が違っても相互に関係する内容だったり、ある講義で聞いたことが他の講義でも役立ったりして、書いたノートを見返すことも多々あった。後から知ったこともすぐ書き込めた。

・あと、カレンダーも自分で手書きして、常にこのノートさえあればスケジュール管理もできた。

・ソフトカバーを選んだのも、重くなり過ぎず、ただ紙の表紙のノートよりも丈夫で、取り回しがしやすかった。

・どこで取り出しても恥ずかしくない見た目、いい感じにpublicな印象を与える見た目。

 

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トラベラーズノートモレスキンのように使いたい!

さて、こんなにモレスキンの良かった点を挙げておいて、じゃあなんで今もモレスキンを使い続けないの?と問われれば、答えは一つだけです。

「一冊のノート(ノートカバー)をずっと使い続けたいから!」

トラベラーズノート だって、リフィルを使い終わればまた新しいリフィルに変わるわけなので、「同じノートをずっと使う」っていうのとは厳密に言えば違うのですが、でもモレスキンを使うのとトラベラーズノート を使うことの違いとして、この気持ちをわかっていただける方は、いらっしゃるのではないでしょうか・・!

 

ただ、今までトラベラーズノート を使おうと試みてきて何度も味わった挫折の理由を分析しないことには、↑この希望も果たすことはできません。

ですので、ちょっと今までうまく行かなかった理由を少し考えてみました。

トラベラーズノート のここが悪い、とかそういうのではなく、あくまで私個人にとってうまく行かなかった理由として、受け取っていただければと思います。

 

 

・publicな場(学校や職場など)で取り出すには、少しパーソナルな見た目すぎた。

ちなみに私は今までトラベラーズノート は、ブラウン、キャメル、ブルーの3色、つまりブラック以外の色を使ってきました。見た目というのは、一つ大きかった気がします。お気に入りのノートなのに、家に帰ってからなど、完璧にプライベートが確保される空間でないと開くことができなかった結果、使用頻度が自然と減ってしまい、愛着を持続させるのが難しかったのです。

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キャメル色の革の手帳ーこの感じも大好きです。

この写真は、私の Instagram(a_notebook_and)に以前投稿した写真です。これはトラベラーズノート ではなくplotter(プロッター)のプエブロのベージュのミニ6ですが、こんな感じで、以前はナチュラルな革の経年劣化が楽しめる色が大好きで、愛用していました。

しかし、ちょっと見た目が「個人的な持ち物」という印象を与えすぎるなあと、職場に持っていった時に思ったことがきっかけで、あまりプライベート以外で持ち歩かなくなってしまいました。

 

・手帳として使っていた

以前トラベラーズノート を使っていたときは、カレンダーリフィルと雑記用リフィル、それからwish listなど長い間参照し続けたい内容を書いておくリフィルの三冊を常に挟んでいました。あとはペーパークロスジッパーも使っていました。

すると、雑記用リフィルはどんどん使い込めるのですが、カレンダーリフィルにあまり書込みが進まないまま一年が終わってしまい、そのリフィルはあまり埋まらないまま次のリフィルに交換しなくてはならなかったり、wish list用リフィルも、ページを使い切る前に飽きてしまって、使い切らないまま、ということがちょくちょくありました。

うまく使いこなせていない、ノートがもったいない、という気持ちが大きくなった結果、トラベラーズノート から遠のいてしまったもう一つの理由であった気がします。

 

・分厚く、書くという行為に適した状態で使えていなかった

先ほど書いたように、三冊を常に挟んでいたため、私のトラベラーズノート は重く、分厚くなってしまいました。そうなると、外で取り出すとなると見た目も大袈裟になってしまいますし、とりまわしがしにくくなってしまいました。

また、書く時にノートと机の間に段差が大きくできてしまい、安定してノートも開けないため、落ち着いて文章を書くのに適した状態ではありませんでした。

ペーパークロスジッパーも、中にほとんど何も入れないにもかかわらず、挟んでいました。たまに薄いハサミやカード、付箋などを忍ばせていましたが、よっぽど旅先に行くとかでもない限り、文房具を取り出してのノートいじりは家でしていましたので、書くときのノートの凸凹に貢献するだけのものになってしまい、それも文章を書く環境を悪化させていたように思います。

 

・革の状態・経年変化の仕方

ペーパークロスジッパーをつけていると、どうしてもジッパー部分に当たる革の表紙が、ボコっと外側に膨らんでしまい、そのふくらみが、革カバーの慢性的なシワの原因になってしまうこともありました。そうなると、少し見た目も悪くなってしまい、愛着が減ってしまう原因になってしまいました。

また、購入時から付属しているゴム紐の痕が革についてしまうのも少し残念に思っていました。

 

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今の使い方。モレスキンを意識しています。

そして今、上記の反省を踏まえて、こんな感じ↓でトラベラーズノート を使っています。

 

トラベラーズノート レギュラーサイズのブラックを選びました

見た目がpersonalになり過ぎないためには、やはりモレスキンのような少しクールな印象のノートを選ぶことが大事だと考えました。

黒はずっと敬遠してきたのですが、あるときひょんなことから、バウハウス というドイツ発祥のデザイン学校、デザインに対する思想・スタイル(もうなんて説明したらいいか難しいので、いつか素人なりにバウハウス についてまとめてみたいと思います。ここではこの説明でご容赦を...)と出会い、

「黒のトラベラーズノート って、すごくバウハウス的な文房具だなぁ」

と思うようになり、実際手にするとその通りで、大変気に入りました。

トラベラーズノート をメインプロダクトとして取り扱っているロサンゼルスのデザイン文房具ショップ、Baum Kuchenのオーナーさんもご自身のInstagramで、バウハウスから影響を受けていると述べられているのも発見し、トラベラーズノート 好きな方が同じようにバウハウスから影響をうけておられるということを知り、勝手に嬉しくなりました。

 

バウハウスとの出会いが背中を押し、私は黒いトラベラーズノート を使い始めました。

 

・挟むのは二冊のリフィルのみ

挟むリフィルも、トラベラーズノート の軽量紙リフィルと、あともう一冊は中目黒のStarbucks Reserve®️ Roastery Tokyoで購入した罫線入りのグレーのノートのみにしています。

これを軽量紙リフィルの方からひたすら時系列に書き込んでおり、しっかりノートを使いこめている感覚が、心地よく感じられています。

スケジュール管理については、シールになっているカレンダーでちょうどいい大きさのものがあったので、その都度貼っています。カレンダーページにはすぐにアクセスできるよう、付箋を貼っています。

スタバのノートは、中の紙がクリーム色なので、表紙のデザインに惹かれて買ったのですが、思いがけずモレスキンの中の紙の色と同じで、軽量紙リフィルを使い終わったら使い始める予定です。たのしみ。

 

・ゴムバンドをモレスキン風に

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モレスキンのちょっと太めのゴムバンド

モレスキンのゴムバンドは、トラベラーズノート に最初についてくるゴム紐と違って、幅のある物が使用されています。

これが表紙を傷めることなく、ちょうど良いきつさ(緩さ)でノートをまとめてくれており、気軽にノートをまとめて持ち歩くのにちょうど良かったのです。

そこで私は、ノックスブレインのA5サイズシステム手帳用下敷きにゴムバンドがついていることを思い出しました。

それを思い切ってA5スリムサイズであるトラベラーズノート レギュラーサイズの大きさにカットし、こんな風になりました。

 

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ゴムバンドにMerciのブラスペンをくっつけています


プロッターの下敷きでもいいのですが、プロッターの方には金色のプリントがされていて、カットするとそれが中途半端に見切れてしまうので、全身黒いノックスの方の下敷きの方がおすすめです。ノックスブレインの下敷きのゴムバンドには、中央に白いラインが入っていて、個人的にはアクセントになっていいなと思っているのですが、全部真っ黒がいい、という方の場合は、黒いゴムバンドを用意して付け替えることも可能だと思います。私もいつか他の色のゴムバンドに付け替えてみたいと思っています。

角はかどまるくんproのMの角度で丸めました。プラスチックの下敷きにも全然余裕で使えました。

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ノートに挟んだ様子

これでトラベラーズノート が、細いゴム紐ではなく、ある程度幅のあるゴムバンドで留められて、痕がつくことなく安心して使えるようになりましたし、下敷き部分がそのまま下敷きとして使えるようになりました。これで少し移動しなければいけない場合には、大学時代のように気楽に物を挟んで席を立ったりできます。

 

今では毎日トラベラーズノート を職場に持っていったり、カフェで開いたり、色々な場所で使えるようになりました。

いつでも持ち歩いて、心に浮かんだことを書き留める。そうやってトラベラーズノート を自分の相棒のように使うことができるようになり、楽しい毎日を送っています。

 

トラベラーズノート が使いたいけど、なかなか続かない、職場や学校に持っていって人前でも取り出して使いたい...という方の、少しでも参考になりましたら幸いです。

 

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ではまた。